私たちは、幻といわれた染草 “日本茜 “の復活を目指しています。古代から近世まで高貴な色として親しまれてきた日本の「日の丸の色」日本茜。特に日本女性にとっては、万葉集でも読まれている恋焦がれる茜です。 二千年もの歳月を私たちの先祖が守ってきた農地保全から日本茜の栽培を始めました。その日本茜を伝統工芸の植物染料として復活させ、「日本を象徴する色」を普及させる取り組みを行っています。
名 称 | 一般社団法人 日本茜伝承プロジェクト |
事務局 | 〒601-0722 京都府南丹市美山町安掛上ノ滝46 |
contact@nippon-akane.com | |
HP | https://project.nippon-akane.com/ |
代表理事 | 寺田 豊 渡部 康子 |
事業内容 | 1 日本茜をはじめとする染料農作物の栽培の研究 2 植物染料・顔料の染色法の研究 3 上記の目的に沿う展示会・研究会の開催 4 植物染に関する普及・啓蒙活動 5 その他当法人の目的を達成するために必要な一切の事業 |
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ご 挨 拶
もう10年も前の事、美山で山野にひっそりと自生している日本茜を見つけました。
根を掘り出して染めてみると美しい緋色に染まりました。
美山で日本茜を育て、古代の人々と同じように、色から力を分けていただきたいと思いました。
紅師に伝わる「染色の口伝」によれば「草木は人間と同じく自然により創り出された生き物である。染料になる草木は自分の生命を人間のために捧げ、色彩となって人間を悪霊より守ってくれるのであるから、愛をもって取り扱うのは勿論のこと、感謝と木霊への祈りをもって、染の業に専心すること」とあります。(前田雨城著「日本古代の色彩と染」より)
口伝に学び、植物に学び、自然に学び、茜を増やし、色から命をいただくこと。
それに専心することが、世界平和につながるのだと信じ、ただひたすらに精進しています。
代表理事 渡部 康子